
通常の入れ歯は、歯ぐきに当たる部分が硬い素材で出来ているため、強く噛んだ時に痛みを感じることもあり、噛む機能を充分に回復できない場合があります。そこで当院では、コンフォートデンチャーでの治療を行っています。入れ歯の裏面を生体用シリコーンで覆った入れ歯の技術で、歯ぐきにかかる負担を和らげ、驚くほどの吸着力で「痛い・噛めない・外れやすい」といった入れ歯の悩みの解消が期待できます。
入れ歯の治療は、使用する材料により 主に3つの点で違いがあります。
プラスチック床の入れ歯は、強度を保つため、厚く製作する必要があります。これが大きな違和感の原因です。 金属床なら薄くて丈夫な入れ歯が作れるので、違和感も最小限にすることが可能です。
プラスチック床は強く噛むとたわんでしまいます。さらに長期間の使用により少しずつ変形し、徐々に噛めなくなってきます。 金属床なら、たわみや変形も少ないので、しっかりと安定した噛み心地になります。
上あごをおおう入れ歯の場合、プラスチック床では温かいものや冷たいものを食べても熱を感じにくくなります。 たとえば、温かいお茶を飲んでも、上あごはその温かさをあまり感じることができません。 その点、金属床は熱の伝導にも優れているので、食べ物の温かさや冷たさをしっかり感じることができます。